国際送金の仕組み

事業者による海外での法人の設立、もしくは、個人及び法人による不動産取得をする際に、気になる国際間の資金の送金手段です。例えば日本に本社のある企業が海外へ進出する際に、本国での取引先地場銀行のJapanデスクを進出先の国で設立してもらうことが一般的となります。その場合に、海外の現地銀行に口座を開設することになります。ベトナムの地場銀行として、テコムバンク、ベトコムバンク、ビエティンバンク、BIDV、アグリバンクなどがあげられますが、それらの銀行の中に、日本での取引先である地場銀行の現地Japanデスクを開設してもらうことになります。そうすることで為替業務などの取引事項をデスクで処理してもらい、進出する際のコンサルティングなど海外展開のサポートを行ってもらえます。

Japanデスクがない場合においても、それ以外の送金方法はあります。その場合には地場銀行が現地銀行と「コルレス契約」を結びます。コルレス契約とは、日本の地場銀行と海外の銀行の両行間で結ばれる為替取引業務に関する契約のことです。契約を結んだ海外の銀行のことを「コルレス先」と言います。海外送金に関してはコルレス契約を結んでいないと送金ができませんので、コルレス契約を結んでいない銀行が受け取り銀行である場合は一度コルレス契約を結んでいる銀行を経由しなければなりません。その際、中継銀行手数料(コルレスチャージ)が別途かかることになり前者の場合と比べ割高な送金となってしまいます。